インデックス投資の取り崩し方法として、
4%ルール
がありますが、これってアメリカでの研究なので日本で同じようにしても大丈夫なのでしょうか?
日本版4%ルールとは?
私は何%で取り崩す?
について考えていきます。
資産運用方法と4%ルールについての説明した記事です👇

アメリカの4%ルール
◎米国株・米国社債が前提
トリニティスタディの「4%ルール」の研究では、「S&P500」等の米国株への投資が前提になっているので、
・どこに投資しているのか?
・投資先によってリターンは変わってくる
ことに注意です。
すべての投資で、4%ルールが適用できる訳ではありません。
選んだ投資先によって、4%の取り崩しは難しい場合もあると思います。
◎インフレ率
「インフレ」とは、物価上昇率(物の値段の上り具合)のことです。
100円 ⇒ 103円
物の値段が3%上がったら、お金の価値は3%下がります。
昨年は100円で買えた物が、今年は103円で100円では買えなくなっているということは、お金の価値が下がっていると言えます。

最近、何でも物の値段が上がってますよね~。
スーパーで売っている食品もどんどん高くなってる。
卵もなかなか100円では買えないし・・。
インフレで上がった分、取り崩し率も3%少なくしようねという話です。
◎日本とアメリカのインフレ率の違い
・アメリカのインフレ率:約3%
・日本のインフレ率:約1%
アメリカの株式や債券から得られるリターンが平均7%で、3%のインフレ率を引くと4%になります。
7%-3%=4%で、「4%ずつ取り崩せる」ということ。
日本はインフレ率1%だから、もっと高い率で取り崩せる?
7%ー1%=6%で、6%ずつ取り崩せる??
日本版4%ルールのリスク
☆為替リスク
米国株に投資している場合、円ベースではなくドルベースで4%ずつ取り崩すことになるので、そのときの為替ルートで変動があります。
☆運用コストや税金
投資信託を運用するには、手数料が発生します。
また、資産を売却時するときに、利益に対してかかる税金が、アメリカは「税金なし」なのに対し、日本は約20%の税金がかかります。
その他の取り崩しリスクと対策
☆ 毎年リターンには変動があるので、資産が順調に増えるとは限らない。
☆ 暴落が来たときにも、同じように4%で取り崩すと沢山取り崩すことになる。
資産を長持ちさせる対策として、
①期待リターンより小さい%で取り崩す
②暴落時には資産の取り崩し額や率を少なくする。
③余剰資金があるときは、入金を続ける。
④下落時に、余剰資金を追加投入する。
があります。
2つの取り崩し方法
資産を取り崩す際の方法は、2つあります。
◎定額法
リタイア時の資産の4%を毎年定額で取り崩す。
例)2000万円なら、4%の80万円を毎年取り崩し続ける。
◎定率法
毎年の資産残高の4%を毎年定率で取り崩す。
例)2000万円 ⇒ 80万円
2200万円 ⇒ 88万円
1800万円 ⇒ 72万円
資産残高によって、取り崩し額が変わるものです。

決まった額を取り崩す定額法は、下落しているときが怖いです。
毎年、資産残高の定率を取り崩す方が私は良いな~
上がったときは、増えるし♪
セミリタイアの目標金額
◎目標資産の計算(4%ルール)
4%であれば、年間生活費の25倍の額の投資が必要になります。
例えば、年間300万円の支出であれば、300万円×25=7500万円が必要!ということになります。
かなり厳しい額ですが、取り崩し額を減らし、「3%ルール」にするならば、年間生活費の33.3倍になるので、さらに増えて約1億円必要!ということになります。(めちゃくちゃ厳しい・・)
ただし、セミリタイアで生活費の半分を稼ぐ場合は、目標資産は半分でオッケーです。
7500万円必要なら、半分の約3250万円になり、少し現実的?になりましたね。
もちろん、半分じゃなくてもよいのでもっと稼げる場合は、目標資産も下がります。

結局は、働かないといけないのか~
でも、資産運用するうちに、得られるリターンも増えていくことになりますし、今の半分の労働で済むなら働き方も変えられそうですね。
みのりの目標資産
◎不労所得の目標金額は?
パートの年間収入約60万円です。
まずは、今の私の収入分入ってくるようにしたいです。
◎何%で取り崩す?
取り崩ししながらも、資産を少しでも増やしていきたいので、2.5%~3%の取り崩しの予定です。
その時の相場の状況によって、取り崩し率設定しようと思います。
(1年後に向けて、考え中です・・・)
◎資金はいくら必要?
60万円×33.3(3%の場合)=約2000万円必要となりました。
私の場合、取り崩し時期が1年後と決まっているので、目標金額に達するよう現在積み立てしています。
また、投資の積み立て状況も公開していきたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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