私は40代の主婦ですが、将来の年金をもうう時期について、今から考えています。
もちろん、今から考えていても、将来もらえる正確な年金額は分かりません。
金額は分かりませんが、繰り下げ受給で、68〜70歳頃まで年金を受け取れる時期を遅らせて、受給額を増やすつもりでいます。
何歳で年金をもらうと得になるのか?
年金をいつから受給するか、決めるポイントは?
について考えてみます。
国民皆年金制度。

日本では、国民全員が年金に強制加入することが決められています。
年金保険料は、20歳~60歳まで支払うのが原則。
職業関係なく誰でも受給できる「老齢基礎年金」は定額で、2022年度は満額で
77万7800円
です。
これは、20~60歳まで40年間加入し、ずっと年金保険料を支払った場合です。
支払いをしていなければ、受取額が減りますね。
会社員等は、基礎年金にプラスして、「老齢厚生年金」が受給できます。

年金受給額は、人によってかなり違うようです。
繰り下げ受給と繰り上げ受給
年金の受け取りは、65歳からです。
受給開始を早めることを「繰り上げ受給」と言って、60歳から受給できますが、その分減額されます。
(1ヶ月ごとに0.4%減額)
逆に受給を遅らせることを「繰り下げ受給」と言って、65歳以降に受け取りすると、増額されます。
(1ヶ月ごとに0.7%増額)
減額された額・増額された額は、それぞれ一生変わりません。
何歳が得になる?

こちらの記事から、「何歳が得になるのか?」損益分岐年齢が分かります👇

60歳~64歳の損益分岐年齢は、「これ以上生きると損」のライン。
66歳~75歳の損益分岐年齢は、「これ以上生きないと損」のライン。
何歳まで生きるのか、だれにも分かりませんが、目安として、2020年の平均余命は、
です。
平均で考えると、
男性は、繰り上げ受給、女性は繰り下げ受給をした方がお得に感じる人が多いかもしれません。
お得よりも長生きリスクを考える必要あり。

保険料を払っていた分、年金をもらわないと損だと感じる人が多いのかなと思いますが、損得よりも
長生きすることのリスク
も考えた方が良いのかな、と思います。
私自身は、あまり長生きしないかなーと漠然と思っていますが、将来どうなるかは分からないですよね。
寿命が長くなった場合、その分老後資金も必要になりますよね。
長生きすることによって、生活費や介護費が多く必要になり、老後資金として貯めていたお金が減少し、生活が苦しくなることも考えられます。
実際にかなりの確率で長生きするかもしれない・・・。
■90歳まで生きる人
男性は、27.2%
女性は、51.1%
■95歳まで生きる人
男性は、10.1%
女性は、26.7%
女性の場合は、2人に1人は90歳まで生きるし、95歳までも4人に1人以上の確率です。
そういう「長生きリスク」を考えると、私は、年金を受け取れる損得よりも
出来る限り、年金額を増やしておきたい
と思いました。
年金は一度受給すると、その受給額は変わりません。
受給額を増やしておくことは、「長生きリスク」の対応策になり、安心感につながると思います。
その年齢のときに、どれぐらいのお金が必要なのか?

あとは、60代になったときに、その時々で必要なお金って違うと思います。
他にも安定した収入があって、65歳になっても、すぐにお金が必要でなければ、繰り下げして先延ばししても大丈夫ですよね。
その年齢のときに、どれぐらいのお金が必要なのかによって、受給年齢が変わってくると思います。
毎月生活する上でお金に余裕があるのに、繰り上げするのはもったいないかなあ、と感じます。
まわりで繰り上げ受給している人がいます。
実際にまわりで「繰り上げ受給」をしている女性がいます。
63歳から受給を始めたのですが、旦那さんもまだ働いているし、ご本人もパートをしているので、生活に困っている訳ではありません。
話を聞くと、
・給与が多い友人が、早くから年金をもらって娯楽費に使っていて羨ましいと思っていた。
・今の生活費はあるが、私も遊びに使いたいし、ゆとりが欲しいので早くから年金をもらうことにした。
・払った分、早めにもらっておかないと損だし。
と話していました。
私は話を聞いて、「今すぐ必要でないなら、私なら受給は先送りにするけどなあ。減った受給額が一生続くし、いつまで長生きするか分からないし・・・」と思いました。

考え方は、人それぞれ。
まとめ
年金をいつから受給するか?について考えてみました。
私の場合は、「払った分、元とらないと!」ではなく、「長生きリスク」や「その時々で必要な額を受給する」ことを重要視しています。
何か参考になれば、幸いです。
では、最後までお読みいただきありがとうございました!!
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