今回は、私の不妊治療の経験談です。
関心のある方・不妊治療中の方に見て頂けたらと思います。
私の不妊治療経過、妊活中にしたこと、効果があった?と思うことなどを紹介します。
前回の記事では、不妊治療にかかったお金について書いています。

結婚前から子どもができない不安が・・
私は、30代前半で20代の夫と結婚しましたが、結婚前から子どもが出来にくいだろうなという不安がありました。
20代の頃から、「子宮内膜症」でチョコレート嚢胞があったからです。
毎回、生理の際には激しい痛みがあり、病院に通いピルを飲んでいました。
なので、結婚後2,3か月で、すぐに不妊治療専門のクリニックに通うことにしました。

まだ30代前半だからとのんびりせず、割とすぐに病院に行ったことは今考えても良い判断だったと思います。
不妊治療経過
①検査・タイミング法
病院では、最初は色々な検査をします。
そして、「タイミング法」と呼ばれるものから開始しました。
検査は色々あり、病院に行ってもすぐには治療が進まないもどかしさがありました。
生理の周期やタイミングもあるので、検査が1ヶ月後になったりするうちに、どんどん日が経っていきました。

検査は、女性の方は痛みが伴うものがあります。
男性は、通常はつらい検査はないです。
②人工授精
タイミング法の次は、人工授精です。
「人工」とありますが、自然に受精することを目指す感じなので、治療代もそれほどかかりません。
1回:1万5千円~2万円くらい
だったと思います。
今は、保険適用もされるので、3割負担で済みますね。
もちろん、この金額だけでなくて、診察や検査など他にも費用はかかります。
でも、人工受精までで妊娠したら、費用は少なくて済みます。
私は、4、5回くらいしたかな?
最初は期待しましたが、3回目くらいで「自然妊娠は、無理かも。人工授精を何回しても妊娠できない。」と思いました。
なので、結構すぐに諦めがついて、先生に「次の治療段階に進みたい。」と自分から言いました。

人工受精までだったら、身体もお金も負担は少ないです。
みんなその先に進むのはためらうと思います。
でも、結果(=妊娠)を求めるなら、可能性の高い治療を受けたいと思いました。
みんな、負担のない治療法に期待したいし、いつか自然に妊娠できるかもと思いたいですよね。
気持ちはよく分かりますが、結果が出ていないのであれば、時間がもったいない!と思います。
1番可能性のある治療をできるだけ早く受けるのが、ゴールへの近道だと思いました。
③体外受精

高度治療になるので、治療費が格段に上がります。
毎回、診察代も高いですが、胚移植する際に、十数万かかりました。
1回で上手くいけば良いですが、当然回数を繰り返すごとに費用がかかります。
私は、採卵していつくか胚盤胞にはなりましたが、胚移植しても着床はできませんでした。

移植したら、上手くいくはず!と思っていたので、かなりの絶望を味わいました。
状態の良い胚を移植しても妊娠せず、検査薬を試してみて、何度も「真っ白・・・」ということを経験して、私にとって妊娠は、夢のまた夢という感じでした。

何でみんな妊娠できるの?
私はずっと妊娠できないかも・・・
というネガティブな気持ちしかありませんでした。
1回の採卵でできた胚も、数回の移植で残り少なくなり、良好な胚は残り1つとなりました。
その前に、あまり評価の良くない胚2つセットを移植することになりました。
そして、その胚の1つが着床し、妊娠することが出来ました!

無理だろうな・・・とほぼ諦めていました。
次の良好胚で最後!と考えていたので、嬉しくて泣きました。
私にとっては、本当に奇跡でした。
出産後しばらくして、仕事復帰しましたが、二人目も欲しいと考えていました。
二人目の不妊治療
上の子の育休中から、漠然と「二人目も欲しいけど、また治療が必要だろうなぁ。」と思っていました。
仕事に復帰したら、1人目の時と違い、上の子もいるなかで治療をするのは難しいと考えて、仕事復帰前に不妊治療を再開することにしました。
そして、残っていた凍結胚を移植。
結果は、妊娠できず・・・。
そして、仕事復帰のときが迫ってきました。

「1人できたことが奇跡だから、1人でいいんじゃない。」

「諦めたくない。二人目も欲しい。」
私は残っていた胚を移植した結果がダメだったときに大泣きして、「二人目が欲しいんだ。」という気持ちを再確認したんですよね。
そして、上の子が保育園の慣らし期間で預けられる4月の1ヶ月間で、再び病院に通って、また採卵をしました。
そして、凍結胚をタイミングを見て移植と考えていました。
移植のタイミングで、学年が変わった。
凍結胚をいつ移植するのか?
ですが、仕事復帰後、職場環境・人間関係が良くなかったので、「今じゃない。」と思い、どんどん時間が過ぎていきました。
そして、仕事復帰後1年ぐらいして、部署が異動になり、周りの人間関係にも恵まれました。
そこでしばらく働いて、今なら2人目妊娠しても大丈夫かもと思うタイミングで、また病院に行きました。
移植まで時間がかかるかなと思ったのですが、意外と早く先生から「来月、移植する?」と言われました。
そのときが、出産時にちょうど学年が変わる時期(3月か4月)だったので、悩みました。
結局、今できるならと思い、すぐに移植し3月に出産になりました。
私が1ヶ月遅らせていたら、1つ学年が下になっていたんだよなぁとその後何度も考えました。

早生まれは、損だと言われますよね。
小さい頃は特に、周囲との差が大きかったです。
今は、ほぼ1歳違う友達とも身長差がなく、同じように頑張っています。
また、採卵した際にすぐに移植していたら、一つ学年が上だったことになります。

保育園で、本来はこの学年の子たちと同じだったんだなぁと思ったりしました。
例えば、年少の子どもが、本来は年長だったことになります。
でも、同じ胚でも、その時の私の体調・タイミングで着床できなかった可能性もあるので、二人目はこのタイミングで良かったんだと思っています。
また、二人目は1回目の移植で妊娠したのですが、有難いことに他にも良好な胚があったので、他の胚の子はどんな子たちだったんだろうなぁと考えることもありました。
3人目以降は産むことは出来なかったけど、2人目が生まれてきてくれたことも奇跡です。
他の子たちの分も、子どもたち2人を大事に育てようと思っています。

受精卵の頃から子どもたちを見ているので、不思議な感じです。
1人目は、成長がゆっくり小さめの胚で、今はおっとりマイペースな子です。
2人目は、成長スピードが速く、大きくキレイな胚でした。
今は、元気いっぱい、外遊びが大好きな子です。
成長しても影響があるようで、面白いですね^^
仕事との両立

フルタイムで働いていましたが、何とか治療に通い両立していました。
残業や夜勤もあったので、診察日を変更できないときは、同僚に交代をお願いしたり、仕事中に薬を飲んだり注射をしたり・・何とか続けました。
直属の上司にだけは、治療中であることを伝えて、早めに帰らせてもらったりしていました。
この頃は、仕事を続けたいと思っていたし、治療で辞めることはしたくないという思いで頑張っていました。
結果的には、妊娠・出産後も仕事を続けることができて良かったです。
納得がいくまで仕事をすることが出来たし、お金の面で出産後も会社員を続けるのはメリットが大きいです。
ストレスがあっても、妊娠できます。

両立のストレスはめちゃくちゃありました。
でも、ストレスがあっても妊娠できました。
妊娠に効果があったもの、したこと。
★サプリメント
妊娠した後も飲み続けられるので、妊娠前から飲んでおくのがおすすめです。
★糖鎖
1人目も2人目のときも、飲んでいました👇
高いけど、効果があるかも。
★ルイボスティー
★温活
お店でよもぎ蒸ししました👇
★整体に通う
整体に通い、特にお腹周りを柔らかくしてもらいました。
毎回、胚移植前に通いました。
★子宝神社めぐり
伊勢神宮が、キレイで観光としても良かったです。
妊娠して落ち着いた頃も、再度行きました♪
「着床の窓」を知っていますか?
私は、このことが1番妊娠に影響したのでは?と思っています。
子宮内膜が受精卵を受け入れることができる時間は、ある程度短いと言われていて、それを
「着床の窓」
と呼びます。
着床の窓が開いている時間が短いかも?日にちがずれているかも?
「着床の窓」を知ってから、私も移植のタイミングがずれているのかもしれないと考えました。
でも、先生が移植するタイミングは、いつも同じ。
胚移植が何度か失敗に終わり、可能性の薄かった2つの胚移植する際に、自分で生理日をずらして申告して試してみました。
そして、結果は妊娠。
2人目のときも、着床の窓のことを思い出し、移植のタイミングを考えました。
そして、1回目で妊娠。
私の場合はですが、通常の移植タイミングではすでに遅く、着床の窓が閉じていて着床できなかったのではないかと思っています。
なので、移植するタイミングを早めることで、着床することができたかも?
何も専門的な知識がないので勝手な判断ですが、2回とも時期をずらしたことで妊娠できたので、自分では「移植のタイミング」が自分の身体の状態と合っているかが、最も大事なことだったのではと今でも思っています。

何度移植しても結果が出来ない方は、着床の窓が開いているタイミングではないのかも。
まとめ
不妊治療中は、今思い出しても、しんどい道のりでした。
希望が見えないというか、頑張っても結果が出るとは限らないのがつらいですよね。
【妊活に大事なこと】
■病院には早めに行くこと。
■ステップアップは、結果を求めるなら早めに決断すること。
■サプリや温活など妊娠前から続けること。
■胚移植のタイミングを考えること。
何か参考になれば、幸いです。

記事の需要はないかもですが、悩んでいる方に1人でも読んでもらえれば。

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