今回は、「つみたてNISA」と特定口座で運用している「投資信託」の出口戦略についてです。
つみたてNISAは、積立開始から20年後に1年ごとに非課税期間が終了します。
★つみたてNISAを始めるなら、ネット証券で👇
非課税期間終了後(もしくは終了前)、一括で売却するのか、一部を取り崩しながら運用を続けるのか、人それぞれの選択があると思います。
私が前々から気になっていることは、「いつどのように売却するのか?」ということよりも、
何歳まで運用を続けることができるか?
いつまでパソコンやスマホ操作ができるか?
ということです。
75歳以降になると、
・パソコンやスマホ操作は億劫になるのではないか?
・これまで出来ていた操作も、忘れてしまったり出来なくなる可能性もあるのでは?
という点に不安を感じています。
なので、つみたてNISAや投資信託を売却し現金にする際、証券口座で操作する作業を出来るだけ少なくすることが大事だと思っています。

パート先で色んな年代の方とお話します。
どんなにしっかりされている方でも、やはり判断力・記憶力は低下していくのだなぁと感じています。
出口戦略

つみたてNISAであれば、
◎非課税期間終了時(もしくは終了前)に、一括で売却し現金にする。
◎特定口座に移行し、そのまま運用を続ける。
◎運用を続けながらも、一部売却し現金にする。
という方法があると思います。
特定口座で運用を続けながら、一部を取り崩していくと資産が長持ちして老後の金銭面の不安も減りますし、一定の現金も得られるので、生活にゆとりが出ます。

運用を継続しながら、年金代わりに少しずつ売却して現金を受け取るのが良いですよね!
取り崩しの時期
①老後
②セミリタイア資金の目標達成時

つみたてNISAであれば、基本的には20年の非課税期間終了まで持ち続けるのがお得だと思います。
現役時代であれば、働いて稼ぐことができますが、高齢になるとたくさん働いてお金を稼ぐことは難しくなります。
40代でつみたてNISAを開始したのであれば、60代以降に非課税期間が終了するので、ちょうど老後に使える資金になります。

20代で始めた方なら、20年後でもまだ40代。
羨ましいですね。
また、セミリタイアを目指して目標金額に到達した場合は、労働時間を減らして、その分資産を取り崩す生活が始まります。
(セミリタイアした後も、副業などで収入を得て、投資資金の取り崩しはしない方もおられると思います。)
取り崩し方法の種類
夫婦で、楽天証券とSBI証券の両方で投資をしています。
楽天とSBIでは、取り崩し方法に違いがあるのを知っていますか?
楽天証券の定期売却サービスは、取り崩し方法が3種類あります。
①金額指定
毎月、定額(同じ金額)を取り崩す。
②定率指定
指定した率に相当する口数を毎月売却する。(例えば4%など)
③期間指定
最終受取年月を指定し、その年月までの売却回数で割った口数を毎月売却。

私が良いなと思うのは、②定率と③期間指定です。
現役時代は、②の定率で取り崩しをすれば資産を減らさずに運用することが出来ます。
また、老後ではなく若い内に使えるお金を増やせることになり嬉しいですよね♪
セミリタイア時に向いている取り崩し法だと思います。
老後になり資産が多く必要になったときは、③期間指定で最終的な年月を決めて最後まで資産を自動で取り崩すことが出来ます。

「資産を最後まで使いきってしまいたい。」とか「自動で資産すべてを現金化したい。」場合に良いですね。
◎金額指定のみ
毎月、定額を取り崩す。
SBI証券も定期売却サービスがありますが、今のところ金額指定のみです。

SBI証券の方がメインなので、定期売却については残念・・・。
売却後の受取方法

投資信託を売却し現金にした後は、証券口座にお金が入金されます。
証券口座のお金をどうやって引き出しますか?
引き出し方法は、SBIより楽天の方が断然楽です!

このことが今回の記事で1番伝えたいことです!
楽天証券の場合
売却後に楽天証券口座に入金されたお金は、
楽天銀行とのマネーブリッジ・自動スイープ設定
をしている場合は、自動で楽天銀行に入金されます。
なので、老後に定期売却サービスを設定すると、毎月売却した後自動で楽天銀行にお金を入金してくれるんですよね。
そのあと、出金可能なゆうちょ銀行などのATMで引き出すことができます。
つまり、一度「定期売却サービス」の設定さえすれば、高齢になって認知機能が衰えた状態になっても、ATMで出金することができれば、資産の取り崩しが可能です。

パソコンやスマホ操作が難しくても、ATMでの出金なら出来そうじゃないですか?
家族にATM操作を頼むこともできますしね。
証券口座にしかお金がない状態だと、もし突然亡くなった場合などに、家族に伝えておかないとそのあとが大変だと思います。
そういう意味でも、③期間指定で最終の年月(例えば85歳まで)を決めて取り崩し設定をしておくことは安心感があると思います。
SBI証券の場合

投資信託を売却後、SBI証券口座へ入金されます。
そのあと、住信SBIネット銀行の「ハイブリット預金」(投資で使えるお金)を設定している場合は、自動で「ハイブリット預金」へ振替えられます。
このハイブリット預金の口座は、直接ATMでの入出金はできません。
ハイブリット預金から、SBIネット銀行の円普通口座に振替をしないと、ATMから出金することは出来ないんです。

売却して現金にした後、楽天のようにすぐにATMから引き出しすることができません。
ハイブリット預金にあるお金を、普通口座に振替する作業が必要になります。
振替作業自体は難しくないですし、無料で行うことが出来ます。
が、しかし将来高齢になったときに、毎回振替作業しないといけないのって面倒じゃないですか?
80歳以降に出来るだろうか?と考えると、私は自信がないです。
自動で売却して、自動で銀行に入金
👇
後は、ATMでお金を引き出すだけ
が簡単で良いですよね。
SBIネット銀行を使っていない場合も、証券口座のお金を引き出しするには「振込」手続きが必要です。
円普通口座からハイブリット預金の自動振替サービスはありますが、逆はありません。
【住信SBIネット銀行】
◎円普通口座 ⇒ ハイブリット預金へ自動振替 OK!
◎ハイブリット預金 ⇒ 円普通口座 ×

定期売却サービスの注意点
◎投資信託積立可能銘柄のみ
個別株やETFなどは対象外です。
投資信託でも、銘柄ごとに設定が必要です。

取り崩しを考えても、全世界株1本にしたら良かったなと思いました。
◎積立設定中は、定期売却サービスは使えない。
まとめ
つみたてNISAと投資信託の出口戦略について考えました。
私の個人的な考えとしては、
楽天証券で運用するなら、上記出口戦略が可能ですが、SBI証券ではできません。
でも、将来的にSBI証券も定期売却サービスの種類が増えたり、自動で出金可能になるのではないかと期待しています。

特に期間指定とハイブリットへの自動振替できるようにしてほしい~。
私はこのままSBIメインで、長期運用するつもりです。
みなさんも、投資の出口戦略は考えていますか?
資産計画と共に出口戦略を考えるのも必要と思います。
では、最後までお読み頂きありがとうございました!
キャッシュレス時代に、ミニ財布良いですよ👇
私も普段ミニ財布を使っています。
以前は長財布派でしたが、ミニ財布にして身軽になりました!
私が使っているのは、こちら👇
コメント