人生で、お金を貯めるには、年収よりも貯める力の方が大事という話です。
同じ年収でも、貯蓄額にはそれぞれ差がありますよね。
年収が高い人が、貯蓄が多いとも限りません。
それは、なぜか?
人それぞれの生活習慣・消費行動が貯蓄に影響するからだと思います。
だから、年収よりも【貯める力】がどれくらいあるかで、貯蓄ができる・できないの差が生まれます。
1000万円以上年収のある人の貯蓄額は?

1000万円以上年収がある人はどれぐらいいる?
◎個人では、全体の約5%
◎世帯年収では、全体の15%以上
1人で1000万円以上稼ぐ人は少数ですが、夫婦共働きだと、割合が増えます。
平均年収でも、二人合わせれば1000万円以上になるケースも多いと思います。
(夫:600万円 妻:400万円など)
ちなみに、同じ1000万円でも、共働き夫婦の方が低い税率で済むので、手取り額は1人で稼ぐよりも夫婦2人で稼ぐ方が増えます。
年間1000万円の年間貯金額
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和2年)」によると、世帯年収1000万円~1200万円の手取り収入からの貯蓄割合は、
手取り収入からの貯蓄割合 | 世帯割合 | |
1位 | 10~15%未満 | 21.9% |
2位 | 20~25%未満 | 14.6% |
3位 | ・35%以上 ・貯蓄しなかった | 12.5% |
びっくりするのが、「貯蓄しなかった」と答えている世帯が、12.5%もいることです。
貯蓄割合が0~15%未満を計算したところ、全体の47%になりました。
1000万円以上の年収があっても、ほぼ半分の人が15%未満までの貯蓄しかできていないということになります。
1000万円の手取りは、約790万円です。
790×15%=約120万円なので、貯蓄額0~120万円の世帯が47%ということです。

1000万円以上年収があるのに、貯蓄が少ない印象ですよね。
一方で、35%以上貯められている人もいます。

手取り額:790万円×35%=約276万円
大体300万円くらい貯められている家庭もいるということ。
それでも、単純に計算すると、790-276=514万円を支出しているということになります。
毎月約43万円くらいの支出になるので、300万円貯蓄しても結構使うことが出来ますよね。
結論
■年収1000万円でも、貯められない人は貯められない。
年間120万円未満の貯蓄が少ない世帯が多い。(47%)
■手取りが多い分、支出が多くても貯められる人もいる。
年間300万円以上の貯蓄が多い世帯は少ない。(12.5%)
貯める力がある人はどんな人?

では、次に、どんな人がお金を貯めることができるのか、 【貯める力】がある人はどんな人か考えます。
自分にとって価値のないこと・無駄だと思うことにはお金を払わない。
物を買うとき・サービスを受けるとき、自分にとって価値のあることかどうかを考えてお金を使っている人は、自然とお金が貯まると思います。
逆に、必要なものとそうでないものとをよく考えずに買い物している人は、お金が貯まりません。
また、「これは必要なものだから。」という思い込みの場合もあり、実際には買わなくてもよいものを買ってしまっていることもあると思います。
貯める力のある人は、無駄なモノには一切お金は払いません。
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たとえ、年収が上がっても生活費は上げない。
貯蓄を増やすには、収入を増やすことが必要ですが、収入が増えても生活費は上げないことが大切です。
当たり前ですが、生活費に使うお金が増えればその分、貯蓄できるお金も減ってしまいます。
また、固定費で削れるところがないか定期的に見直しすることで、毎月の支出を抑えることができます。
お金が貯まる仕組みを自動化している。
毎月の積立貯金でも、投資でも、自動でお金を貯める仕組みづくりが大切です。
口座からお金を引き出す前に、別の口座に移すか定期預金にするなどすぐに引き出せないようにすることで、お金が貯まりやすくなります。
すぐに引き出せるお金があると、お金を使うハードルが下がります。
逆に、定期貯金や証券口座に移したお金については、すぐに引き出すには手続きが必要になるので、面倒です。
良い意味で、その面倒さがあることで、貯蓄するお金を増やすことが出来ます♪
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貯める力があるメリット
①自然にお金が増やせる。
つらい節約をしてお金を貯めているわけではなく、貯める力のある人にとっては無理なくしている行動で自然とお金が貯まっています。
なので、年数が経てば自然とお金が増えていきます。
②借金せずに済む。
貯蓄がある人は、車のローンや奨学金など借金をしなくてもお金を出すことができます。
住宅ローンは、一括支払いできる人は少数かもしれませんが、住宅ローン控除を賢く利用して、控除分得をすることもできるので、ローン控除終了後全額返済することもできます。
車のローンなどは利息を払うことで、本来の車体価格よりも多くのお金を支払うことになり損ですよね。
奨学金もたとえ利息がない場合でも、子どもが社会人になった後も毎月の返済額が負担になると思います。(奨学金を借りることは否定していません。各家庭の考え方があると思うので。)
③リスクを取って、資産運用が出来る。

投資は、「余剰資金」でするのが一般的だと思います。
中には、FIREするために、一部の生活費以外の貯蓄をすべて投資にまわしている方もいるかもしれませんが、普通の人はそこまで「リスク許容度」が高くないと思います。
必要資金以外の長期間使う予定のないお金を投資資金とするのが、基本だと思います。
となると、貯蓄がない人は投資を始めるには、まず貯金をしてからスタートすることになります。
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貯める力のある貯蓄がある人は、余剰資金が手元にあるので、投資資金を増やすことができます。
投資資金額が多くなればなるほど、リターンも大きくなります。(減少するリスクも勿論あります)
また、暴落時にも余剰資金で投資していることから、動揺が少なく株式市場から退場せずに投資を継続することができるのではないでしょうか。
まとめ
1000万円以上年収がある世帯でも、貯蓄割合は思ったより多くありませんでしたね。
貯めている人は貯めていると思いますが、割合的には少なく感じました。
年間300万円貯金しても、生活費として使える金額にはゆとりがあるなぁと感じます。
生活費を上げてしまうと、収入が多くても貯蓄出来ないですね。

年収よりも【貯める力】が大事!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!!
★私の貯金経過です👇

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